- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 文庫
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これも、時間が経ってしまったので読書記録として。
読んだきっかけは、「3・11」の震災の日がくるから、というわけでなく、marcoさんの以下のブログを読んで、amazonからダウンロード。電子書籍で読む。
marcoさんの記事↓
http://garadanikki.hatenablog.com/entry/20190206/1549407600
詳しい内容は、ズルしてmarcoさんのブログに頼ってしまおうかな(笑)。
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阪神淡路大震災で妻と娘を亡くした教員・小野寺が、1年間の限定で、応援教師として、東日本大震災の被災地にやってくる。
被災地の子どもたちは、感情をあらわにすることもなく毎日の日常を耐えている。そんな子どもたちに、小野寺は、「わがんね新聞」を発行して、もっと自分の感情や怒りを素直にぶっつけるようによびかける。
被災地がかかえるさまざまな問題が、教員・小野寺と子どもたちの目をとおして描かれていく。子どもを読者対象にしているせいか、読みやすくわかりやすい。
以前、灰谷健次郎の小説をまとめて読んだことがある。個性教育、自由教育をテーマに描いた作品群は、解放感を与えてくれた。いまの政権や文部省がかかげる、道徳教育の強化、復古的な教育観とは反対に位置するもの。児童文学なので、わかりやすくどんどん読めた。