かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

浅田次郎作『闇の花道ー天切り松 闇がたり』第1巻を読む。

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

 


8月20日、月曜日。晴天。暑さがぶり返してきた。野外では、最近買った日傘をさす。

 

 

川越を出て、「新宿シネマカリテ」へ、スックイン・リー監督の『セクシャリティー』を見にいく。

 

夏枯れの季節なのか、子ども対象の映画がおおいせいか、積極的に見たい映画がなかなか見あたらない。こういうときは、東京散歩でもして、帰りに一杯飲んで帰る、というほうがいいのだけれど、こう暑くては、野外を歩いてみる気になれない。すくなくも映画館は涼しいし。

 

11時50分の上映時間まで、まだ1時間近くあったので、「アルタ」近くの喫茶「ルノアール」で涼をとり、浅田次郎作『闇の花道ー天切り松 闇がたり』(第1巻)の続きを、電子書籍で読む。

 

浅田次郎の小説はほとんど読んでいないが、古本ファンのmarcoさんのブログをみて、読んでみたくなった。

時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家は、盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説。


(「garadanikk」さんのブログから)
http://garadanikki.hatenablog.com/entry/20180805/1533423600


浅草に、関東大震災で倒壊した凌雲閣のあった時代のものがたり・・・これはおもしろそうだぞ、と飛びついた。それに上野・浅草・向島は、散歩でおなじみの地でもあるし。

 

『天切り松 闇がたり』は、期待どおりの痛快ものがたり。次へ次へ読んでいきたくなる。第1巻が読み終わりそうなので、第2巻をダウンロード。

 

 

そろそろ時間なので、新宿駅東口の「シネマカリテ」へ向かう。