かぶとむし日記

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マイケル・ムーア監督『華氏119』を半分見る(11月10日)。

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11月10日、土曜日。


日比谷シャンテ」へ、マイケル・ムーア監督の『華氏119』を見にいく。



華氏119 - 映画予告編


アメリカの銃社会に風穴を開けた「ボウリング・フォー・コロンバイン」や医療問題を取り上げた「シッコ」など、巨大な権力に対してもアポなし突撃取材を敢行するスタイルで知られるドキュメンタリー監督のマイケル・ムーアが、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプを題材に手がけたドキュメンタリー。


(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/89757/


前半は、睡魔との闘い。映画のせいではなくて、このごろ妙に眠い感覚に襲われる。とくに字幕もの、つまりは外国映画だとこの傾向が強い。だから、この映画はちゃんと見たとはいいにくい。


ヒラリー優勢の下馬評をくつがえしたトランプ大統領の誕生からスタート。


暴言、差別、ウソ・・・さまざまな悪政が展開するが、支持率はなぜか衰えない。


映画後半、独裁者および危険な指導者の共通の手口として、人種差別主義、格差の拡大、自国の利益主義(排他主義)のようなものが、ヒトラーの演説の映像とダブらせながら、描かれる。


なるほど、独裁者の手段というのは、どれもにている。見破るのは、それほどむずかしくない。その手口に国民がのってしまうと、あとにどんな悲劇が起こるか、過去の歴史をみれば、わかるはず。なのに、なぜか歴史は同じことが繰りかえされ、独裁を支援するひとたちが出てくる。


差別の増幅、格差の分断・拡大、排他主義・・・こういう特徴の政治は、よその国の出来事、対岸の火事でないことは明らか。どうしても、そこへ目がいってしまう。現政権の支持率(NHKの調査)46%をどう考えたらいいのだろう?



上野へ出る。上野駅中央改札を出て空を見たら、きれいな青空だった。


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立飲み「たきおか」で、ホッピーと酎ハイを飲んで川越へ帰る。