午前中、北品川にある品川クリニックで、健康診断。9時から始まるのを、正午から熊谷の同窓会があるので、間に合うようにと、8時半の早めに着いたら、すぐにやってくれて、あっというまに終わった。
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北品川は、むかし東海道へ旅するときの最初の宿場町で、旅人は、江戸からここへ来てはじめに泊まる。
むかしは、遊郭があった。
最初の晩に散財しすぎて、肝心の旅にいけぬまま江戸へ帰った・・・というのは、ホントかウソか、落語に出てくる話だ(笑)。
落語の「品川心中」は、ここの遊郭が舞台になっている。
以前、北品川から青物横丁まで散歩に来たことがあるが、今日はあんまり暑いし、同窓会に汗まみれでいきたくないので、早々に引き上げる。
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上野で電車を待つあいだ、立呑み「たきおか」で、酎ハイを2杯飲んで、高崎線に乗る。
12時少し前に熊谷の同窓会の会場に着く。
中学の同窓会・・・卒業してから45年、前回の同窓会からは、23年が過ぎている。
みんな名札をつけている。それをちょっと見ながら、そこにいるのが誰かを確認しているのが、おもしろい。
自分も含めて、みんな歳をとった。60歳のなかに15歳の面影を発見するのはむずかしいだろう、とおもう。でも、年月のなかに、15歳のころの顔がみつかったりする。
幼稚園から一緒だった女性に、「Yukieちゃん」って呼びかけたら、そばにいたひとが、「いいなあ、ちゃんづけで呼ぶのが」と笑った。
まったくだよな(笑)。
あちこちむかし親しかったひととかわるがわる話す。
注がれるままビールを飲んで、同時にウイスキーのハイボールを飲んでいたら、すぐ酔っ払った。バイキングだけど、最初に肉を二切れ三切れ食べただけ。あとは、席を移動したままなので、お酒ばかり注がれている。
第一部は、懐かしさで酔ってしまった。
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Kenちゃん、とっちゃん、Kayoちゃんとクルマに乗って、二次会へいく。
このあたりから記憶があやしい。クルマを運転しているのは、同級生のYukioちゃんだった。
明日朝から仕事のとっちゃんは、三次会へいかずに、Kenちゃん、Kayoちゃん、わたしの乗ったタクシーを見送ってくれた。
わたしは、三次会はほとんどソファーで寝ていたが、目が覚めると、酒豪のKenちゃんはまだ平然と飲んでいる。このひとは、むかしから強かった。一緒に飲んでいると、いつもわたしがつぶれてしまった。
kayoちゃんは、カウンターのなかで、みんなのお酒をつくっていた。一瞬ここはKayoちゃんの店なのか、とおもったけど、そんなはずはない。別な同級生が経営しているスナックだった。
寝起きで見ていると、正装のまま、きびきびお酒をつくっているKayoちゃんの姿が、ちょっとかっこよかった。
もうお酒も飲めないほど眠い。そういったら、KenちゃんもKayoちゃんも「帰る」というので、一緒のタクシーに乗る。
最初に平戸でKayoちゃんが降りた。
次に同じ平戸のわたしが降り、もっと先の成田までいくKenちゃんと、手を振ってわかれた。
熊谷の家には、弟が泊まっていたが、ちょっと声をかけただけで、倒れるように眠ってしまった。