かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

リンゴ・スター『リンゴ2012』


RINGO 2012

RINGO 2012


(「ビートルズ探険隊」の投稿をコピーしています)



この2日間でなんどか繰り返し聴いていますけど、いいですね。


JUN LEMONさんが、仰るとおりです。たぶん評論家は、忙しすぎて、きちんと聴いていないのでしょう(笑)。


このアルバムは、1曲1曲がいいですし、とても親しみやすいから、リンゴのソロがはじめてというひとでも、スンナリはいっていけるのでは。




1曲目の「アンセム」は、デイブ・クラーク・ファイブの「ビッツ・アンド・ピーセス」のように、いきなりドンドンという足踏みではじまり、それにリンゴの力強いドラムが重なっていく。これがかっこいいです。


のっけからドラマーのアルバムなんだよ、と宣言しているみたいです。


ドラムの各パート・・・スネア、バスドラ、タムタムハイハット、シンバルをクッキリ前面に出しているので、リンゴのドラム・センスを堪能できます。


「そして、71歳のリンゴの声が、なんでこんなに艶やかなの?」



誰がどの曲でギターを弾いているか、まだクレジットを確認していないのですが、ドラムや歌にからまるギターもいいですよ。


近年好調のリンゴのなかでも、さらにひと押し、肩入れしたくなるアルバムです。


全9曲は、むかしのアナログ・レコードみたいですけど、CDになってから、ついつい曲を詰め込み過ぎる傾向をおもえば、捨て曲なしの9曲は、繰り返し聴くにはかえっていいかもしれません。


JUN LEMONさんがコメントしてくれましたが、「アルバム全体に、元気溌剌としたリンゴを感じることができます。昔だったら大ヒットしたのでは?こんなにいいアルバムなのに、現在のリンゴに対する評価の低さに腹立たしい思いがします」


この言葉、全部同感です。


ポールのニュー・アルバムは、個人的な事情で週末まで聴けないのですが(もう自宅には届いているそうだけど)、いまはリンゴのアルバムを堪能しつつ、ポールと再会できる日を待ちます(笑)。