かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」で、『エル/ELLE』と『少女ファニーと運命の旅』をハシゴする(8月28日)。

8月28日、月曜日。日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」へ、ポール・バーホーベン監督の『エル』を見にいく。


ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェルは、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送ろうとするミシェルだったが、襲われた時の記憶がフラッシュバックするようになっていく。犯人が身近にいることに気づいたミシェルはその正体を突き止めようとするが、自分自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされて思わぬ行動に出る。


(「映画.com」より)



現実と妄想がいりまじるサスペンス。覆面した男にレイプされた女性の心の奥へ分け入っていくような作品。


『エル ELLE』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=ICedkkRbzU8




同じ映画館で、約1時間後にローラ・ドワイヨン監督の『少女ファニーと運命の旅』を見る。


ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ。1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、移動中に引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、ファニーをリーダー役に、一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始するが……。


実在の女性ファニー・ベン=アミの自伝を原作に、フランスの名匠ジャック・ドワイヨンを父に持つローラ・ドワイヨン監督が手がけた。


(「映画.com」より)


ドイツ占領下のフランスから、子供たちだけでスイスに向かって逃げる。なんどか絶体絶命の危機に直面しながらも、少年少女たちの逃亡は成功する。冒険ものを見ているようなハラハラドキドキする場面が連続するけれど、これが実話をもとにしたものだそうで、最後にこの体験を書き残した主人公の実物が、ちょっとだけ映る。


子供たちのひとりひとりがていねいに描きこまれているので、感情移入しながら見てしまった。


『少女ファニーと運命の旅』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=fI9XnSioi1E



2本ともいい作品だったので、満足して川越へ向かう。