8月20日、月曜日の続き。
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新宿駅東口近くの「シネマカリテ」で、11時50分から、スックイン・リー監督の『セクシャリティー』を見る。
内気な女性が父の死をきっかけに体験する不思議な出来事を描いた官能ドラマ。
タイラーは仕事を解雇された当日、父が死んだという知らせを受ける。赤ん坊の頃に父に捨てられた彼女は、情緒不安定な母と2人きりで、自分を押し殺して生きてきた。父についてちゃんと知りたいと思ったタイラーは、母の反対を押し切って父が暮らしていた家を訪れる。そこで体験した奇妙な出来事により、タイラーの女としての本能は大きく揺さぶられていく。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/89359/
「官能ドラマ」、と説明されているけれど、それほどきわどいシーンがあるわけではない。とすると、そういう性を暗示する何かが映画のなかに表現されている、ということなのか。とにかく、それをわたしは読みとれなかった。
内気なこの女性が何をもとめているのかが、理解できない。うざったい母から離れたくて、死んだ父が住んでいたゴミ屋敷のようなアパートへ越してくる。そこで父の幽霊と出会う。しかし、この父の幽霊の役割がよくわからない。
アパートのひとり暮らしで、彼女は自立の手がかりを見出したのか、そうでないのか。見終わっても、なんだかスッキリしないまま。
最近、見る映画が連続で消化不良ぎみ。こちらの感性の貧困さに問題があるのかもしれない、ともおもう。
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歌舞伎町方面へぶらぶら歩き、昼酒が飲める立飲み「春田屋」で、やきとんをつまみにホッピーを飲みながら、浅田次郎作『天切り松 闇がたり』の2巻を読みはじめる。