よく晴れたいい天気だった。
11時に極貧荘を出る。電車で下赤塚駅へ。下赤塚駅は、極貧荘のある東武練馬駅から、川越よりに1つ先だ。
下赤塚駅から、「赤塚中央通り」を、15分ほど歩いて北上する。
ここに、松月院、赤塚植物園、乗蓮寺(東京大仏)、不動の滝、板橋区立資料館、赤塚城跡、赤塚溜池公園などが、5分から10分ほどの距離に、隣接している。ここで、3時間ほど、のんびり過ごした。
★松月院の門
★乗蓮寺「がまんの鬼」
帰りは、「松月院通り」を20分ほど川越街道まで歩いて、スーパー銭湯「おふろの王様」へ寄る。
人工温泉とサウナで汗を流す。さっぱりしてから、なかの食堂で、ビールとサワーを飲みながら、結城昌治の『志ん生一代』下巻を読む。
飲む・打つ・買うで、家にはいってくる乏しいお金は、みんな志ん生が使ってしまう。家賃は払えず、夜逃げもした。家計はいつも火の車。妻のりんさんが、内職で食いつなぐ。
古今亭志ん生の人生は、落語の人生そのままだ。しかし、このひとから落語をとったら、こんな無責任なやつもいないだろう。
「おふろの王様」を出たのは、20時を過ぎていた。