かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

3月1日は映画の日、『少年メリケンサック』を見る。


昨日(2月28日)は、京成「堀切菖蒲園」駅に近いトミ坊のマンションで雑魚寝した。むかしは、よく雑魚寝したが、最近では久しぶりだ。


午前4時頃寝て、9時15分に起きる。今日仕事があるというトミ坊をぼくが起こすと、その声でみんな起きた。


トミ坊がコーヒーをいれてくれたので、昨日コンビニで買ったサンドイッチやお握りで朝食。誰も二日酔いがなく、朝飯もうまかった。


トミ坊が仕事に出るとき、N君とぼくも出た。


羽田の飛行機にまだ時間のあるTちゃんと、それを途中まで送るY君は、もう少しここへ残る、という。


トミ坊の家の前で、「またクラプトンが来日するか、トミ坊が結婚することになったら会いましょう!」と、Tちゃんがいう。


昨日からの合言葉になっていたが、それをいってまた笑い、そして別れた。



京成電車でひとりになると、さすがに少し疲れがでた。


携帯メールのできないトミ坊をのぞいて、3人に「楽しかった。ありがとう」のメールをうつ。


すぐに3人から「こんなに笑ったの久しぶりです」、「ひとりになったらさびしくなりました」、「クラプトンの次の来日とトミ坊の結婚式、どっちが早いですかね(笑)」などの返事がくる。




東武練馬のサティで12時50分から宮藤官九郎監督『少年メリケンサック』を見る。


内容はこんな感じだ。


少年メリケンサック」というパンクバンドを、パソコンの動画で見たレコード会社の女の子。「これは本物かもしれない」とひらめいて社長に相談する。


動画を見て、社長も感動。さっそく「彼らを探せ!」ということになる。


しかし探しあてたものの、動画は25年前のもので、メンバーはみんなもうヨレヨレのおじさんたちだった。


しかし、ノリ気な社長にそれを言い出せない。


ついに、25年の時差を知らない社長は、「少年メリケンサック」の全国ツアーを企画。おいぼれパンクバンドの全国ツアーがスタートする……。


これがおもしろかった。宮崎あおいの可笑しな魅力が爆発している。三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』で喜劇の才能を開花した佐藤浩市は、この映画でも大活躍。観客は、声を出して笑っている。


わたしも、昨日から笑いの感覚がゆるくなっているのか、映画を見ながら、何度か声を出して笑ってしまった。


サティを出ると、小雨が降っていた。


極貧荘へ寄って荷物をまとめ、1週間ぶりに川越へ帰る。