かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

新宿武蔵野館で『小さな園の大きな奇跡』と『アズミ・ハルコは行方不明』を見る(12月3日)


12月3日土曜日、新宿武蔵野館で映画2本を見る。午前10時からエイドリアン・クワン監督の『小さな園の大きな奇跡』を見る。2015年の香港映画。



エリートの家庭が入園する名門幼稚園に疑問を感じて退職したルイ先生が、テレビニュースで生徒が5人しかいない閉園寸前の幼稚園の園長になって、奮闘する話。


5人の生徒は、家庭が貧しく、幼稚園が閉園されたらどこも行くところがない。代用教員が入れ替わり立ち替わりくるが、条件が悪すぎて長続きしない。そんな最悪の条件の幼稚園へ、ルイ先生が務めることになって、少しずつ変化が起こってくる。


むかしの日本映画を見ているような心地よさ。『二十四の瞳』みたいだ、と家に帰ってから説明した。そんな味わいがある。ルイ先生の無私の健闘に感動。ルイ先生を演じたのは、ミリアム・ヨンという清楚な美しさをもった女優。香港では、たいへん人気のある歌手と女優とか。この女優の魅力も、映画のみどころ。


『小さな園の大きな奇跡』↓
https://www.youtube.com/watch?v=PJ-k4WhI-aE



次の映画まで1時間ほど空き時間があったので、紀伊国屋書店へいく。ここへ寄ると、いつも何かしら衝動買いをしてしまうが、この日も、「ロックジェット」という雑誌が、ローリング・ストーンズの新作『ブルー&ロンサム』の特集をしていたので買う。このストーンズの新作ブルース・カバー・アルバムは、アップル・ミュージックの定額配信にはいっているので、音源はすでに聴いているけれど、定額配信はアルバム情報が全然ないので、こういう新作の特集はうれしい。それと、すみだ川の散歩本を購入。


午後1時から松居大悟監督、蒼井優主演『アズミ・ハルコは行方不明』を見る。こちらは2本続けて見たので疲れていたのかもしれないが、よくわからなかった。あとで、舞台に立った監督などの話では、ストーリーの時間軸が、単純ではないらしい。それを理解できなかった。中途半端な気持ちのまま終わってしまった。


『アズミ・ハルコは行方不明』↓
https://www.youtube.com/watch?v=L3_K7-w1YZI



帰り、紀伊国屋書店の裏の「磯丸水産」で、まぐろ丼を食べながら、ホッピーを飲む。