かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画『永遠のジャンゴ』と「足利フラワーパーク」のライトアップを見る(12月2日)。

12月2日、土曜日。新宿武蔵野館へ、エチエンヌ・コマール監督の『永遠のジャンゴ』を見にいく。早く着いたので、近くの喫茶「ローレル」で、コーヒーとトースト。


9時30分から映画がスタート。


ロマ(ジプシー)音楽とスウィング・ジャズを融合させた音楽で、後のミュージシャンたちに多大な影響を与えたジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの知られざる物語を描いた伝記映画。


1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス・パリでもっとも華やかなミュージックホールに出演していたラインハルトは、満員の観客を魅了し続けていた。その一方でナチスによるジプシーへの迫害はさらに悪化し、多くの仲間たちが虐殺され、家族、そしてジャンゴ自身にも危険が迫っていた。


非情な現実に打ちのめされていたジャンゴにナチス官僚が集う晩餐会での演奏が命じられる。


(「映画 .com」から)
http://eiga.com/movie/87610/


ジャンゴ・ラインハルトというギタリストのことをほとんど知らず、予告編を見ていて、見たくなった。


クラシック・ギターの早弾き(という言い方はしないのかもしれないが)が、小気味いい。こんなふうにギターを思う存分弾けたらどんなに気持ちいいだろう、といつもおもうことを、またおもう。



レダ・カティブが演じるジャンゴ・ラインハルト。ギターを弾く指の動きがリアルだった。


ナチスの迫害は、芸術家の自由な表現を抑圧する。いろいろな条件をつけてくる。ジャンゴ・ラインハルトも、演奏するのに、いのちがけの覚悟。こういう時代の芸術家の苦難は想像を超える。日本もそんな国にならなければいいけれど。


映画がおわって、川越へ向かう。川越の「マイン」で妻と合流し、「マイン」のうどん屋さんで、お昼をすまし、足利へ向かう。足利フラワーパークのライトアップを見る予定。



川越からは、高速を利用せず、田舎道で川島、行田、利根大堰を抜けて足利へ向かう。細かなコースがわからないので、ナビに誘導してもらう。2時間ほどの行程。


まだ明るいうちに足利フラワーパークに着いたので、駐車場もあいていた(帰るころには、駐車場待ちの車が列をつくっていた)。暗くなってライトアップがはじまるまで、公園内を歩く。曇っていて、じっとしていると寒い。あたたかいコーン・ポタージュを飲んだりして、しのぐ。


そのうちにだんだん日が陰ってきて、周囲のライトがぽつぽつ点きはじめる。暗くなると、どんどんライトがくっきりしてくる。いつのまにか、公園全体がライトアップ・ショーになる。



日が陰ってくるのを入園したひとたちが待っている。



まだ夜にはなっていないけれど、周囲のライトの輪郭がはっきりしてきた。



そして夜がくると、幻想的な風景に包まれる。



ライトで藤を再現。



光でつくられた白い藤のトンネル。



お城が浮かび上がる。子供たちは、お城のなかへはいっていく。



お城の周囲に、光の花火がどんどん音をたてて浮かび上がる。



帰りは、渋滞の前に帰りたいので、早めに公園を出る。チケット売り場は、どの窓口も長い列ができていた。


来た道をもどる。1時間ほどかかって、行田までもどる。最初からの予定で、行田の、むかし風のラーメンがおいしい「城西ラーメン」へ寄る。ここで、ラーメンの細麺を食べ、酎ハイを飲むのが、たのしみ。「城西ラーメン」の酎ハイは、アルコール度が濃い。3杯飲んだだけで、けっこう効いてきた。


お酒を飲んだので、あとは川越まで、運転を妻と交代する。