- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/05/11
- メディア: 単行本
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光る鏡のなかをぬけていくと、お城がある。そこに、7人の中学生の男女がいる。彼らは、自宅の鏡とお城を自由に出入りする。
7人は、それぞれの事情があって、みんな不登校になっている中学生ばかり。
そんな設定のなかで、7人のそれぞれの不登校の原因と、彼ら同士の心の交流が描かれていく。童話的な不思議部分と、不登校という現実的な要素がまじりあって、この先どうなっていくんだろう、と読んでいく。
おもしろく読んだけれど、最後にはパズルをあわせるように全部が詳細に説明されていく。十分なっとくはいったけれど、説明が長いので、小説を読んだというより、むずかしいパズルがみごと解けてホッとした、そんな読後感をもった。