11月4日、月曜日。
夕方、妻の運転で「ウニクス南古谷」へ、常盤司郎監督の『最初の晩餐』を見にいく。
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常盤監督作品のこれまでの印象がない。見るのははじめてかもしれない。こういうばくぜんとした映画は、予告編では興味を惹かれるけれど、見ないとわからないタイプの映画。たまに新鮮な感動をもらうことがあるので、見にいきたくなる。
出演者は、女性陣が、戸田恵梨香、斉藤由貴(最近、このひとの脇役が好き)。男性陣は、染谷将太、窪塚洋介、永瀬正敏(近年だいぶ老けた)。
父が亡くなって、お通夜の話。
通夜に集まった家族と親戚で、なにかともめる映画はめずらしくない。そこから何か新鮮なおもしろいものが出てくるかどうか・・・。
この映画の主題は、料理。
やたら、あとからあとから家庭料理が出てくる(笑)。亡くなった父との思い出の料理というけれど・・・。
映画を見てから夕飯を食べるつもりで空腹のまま見にいったので、出てくる料理を映画が終わったら片っ端から食べたくなった。どれを食べるか、映画を見ながらそっちに気をとられた。
映画を見ながら、その後に食べるものを考えるくらいなので、個人的にはそれほど魅力を感じない作品だった。
こういう通夜や葬儀で家族や親戚がもめる設定は、これまでも類似したものを見たよう気がする。
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映画のなかで、お寿司は出てこなかった。
それなのに、結局近くに回転寿司「スシロー」があったので、そこですませる。無視してもっとクルマを走らせるには腹が空きすぎていた。