かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

湯島・根津・谷中・日暮里(11月12日)


あまりに天気がいいので、会社から散歩する。



湯島天神の菊祭り

いつものとおり本郷をスタート。最初に、いま菊祭りをやっている湯島天神へ寄ってみる。


大河ドラマの影響なのか、謙信と信玄の菊人形があった



不忍池

不忍池(しのばずのいけ)は、天気がいいので、平日でもたくさんひとが出ていた。池の面が、陽をきらきら受けて、ひかっている。


ボートも出ていた。カップルもいるが、日陰でボートをとめ、寝転んで本を読んでいる青年もいた。



不忍池も、もうすぐ紅葉の季節になる


きょうの散歩は予定していなかったので、地図のようなものを何も持っていない。何と何を見て、というような目標を決めず、目にはいる路地をでたらめに歩いた。



池之端から谷中へ

池之端を歩く。森鴎外の旧居が、ホテルになっていた。池之端も、不忍通りを一歩横にはいると、静かで狭い路地がおおい。横道から横道を歩き、根津から谷中へ。



★猫の電信柱や分かれ道、石段。散歩にはたのしい道だった



岡倉天心記念公園

いつのまにか来たことのある岡倉天心記念公園へ出た。



★この堂の中を見ると、下のような金色の岡倉天心像がある



★堂内は暗かったが、意外にはっきり撮れた



■知人と出会う

ここからはもう知った道だ。「よみせ通り」から「谷中銀座」へ出る。夕やけだんだんを上り、日暮里駅前、本行寺の前を歩いていたら突然肩を叩かれた。


見ると、前の会社のひとだった。日暮里に住んでいて、これから近所の歯医者へいくところだ、という。20分ほど時間がある、というので、「本行寺」と「経王寺」を案内してもらう。


本行寺は、日暮里駅西口の高台にあり、むかしはここからの眺めがよかったらしい。本行寺から、遠く隅田川や海が続いている……そんな広重の浮世絵を見たようなぼんやりした記憶がある。


しかし、いまは、高い建物がおおく、何も遠くは見えない。そして、東口はいま、さらに高いビルを建築中だった。


「このへんに、昼でも飲める立飲みはない?」と聞くと、


「立飲みではないけど、東口へ降りたらあるよ」と教えてくれた。


歯医者へいくそのひとと別れ、東口の居酒屋へ寄る。午後2時だった。白ホッピーとにごり酒を飲む。



西日暮里駅まで

日暮里駅西口へもう一度引き返し、富士見坂を見て、諏方(すわ)神社の境内をぬけると、西日暮里は近かった。



★富士見坂では、外国人が三脚を据えて、写真を撮っていた



★諏方(すわ)神社のお地蔵さんと狛犬



★諏方神社の境内から、西日暮里駅へぬける石段がある


お酒がはいると、歩きつづける意欲が急に失速した(笑)。もっとあとになってから飲めばよかった、と後悔しても遅い。


午後4時……


西日暮里駅で、この看板を眺めながら、おとなしく極貧荘へ帰るか、赤羽「いこい」へ回るか、迷ったが、、、


結局、もっと飲みたい誘惑に負けた(笑)。