かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

両国を散歩する(5月8日)


仕事明け、両国を散歩する。竹橋へいくDさんのクルマに乗せてもらい、浅草橋で降ろしてもらった。


浅草橋から柳橋へ向かって歩く。柳橋は、むかしは色町、芸者町として有名だったが、いまその面影はない。


柳橋という名前の橋があった。





柳橋





柳橋周辺




両国橋を渡って、最初に回向院へいく。ここには、「鼠小僧次郎吉」の墓がある。立て札はわかったが、どれがその墓なのかわからない。だいたいが、鼠小僧は、実在の人物なのか。




★回向院




鼠小僧次郎吉の墓。右に立て札がある。




そこから近くに忠臣蔵吉良上野介の屋敷跡がある。説明では、当時8400㎡の広さがあったそうだが、いまはその76分の1が「本所松坂町公園」として残されている。





吉良上野介の屋敷跡




公園の中で、ひとり熱心に、自分をいれた記念写真を撮ろうとしている青年がいるので、撮ってあげる。2枚撮ってあげて、少し話すと、香川県からひとりで旅行にきている、忠臣蔵のファンなのだ、という。忠臣蔵の芝居を描いたパネルなども熱心に見ていた。


近くに勝海舟生誕の地、の石碑や、芥川龍之介の「杜子春」の一節を刻んだ文学碑などがあった。芥川龍之介もきちんと読み返したい作家のひとり。





芥川龍之介の文学碑。「杜子春」の一説が刻まれている




両国国技館を過ぎて、旧安田庭園へいく。


旧安田庭園のベンチで、少し昼寝する。近くに人の声がうっすら聞こえていたが、短い時間本当に眠ったらしかった。


旧安田庭園の隣りに、前にも寄った「東京都慰霊堂」があって、関東大震災と東京空襲の犠牲者が祀られている。堂内には、震災や空襲で壊滅する東京の写真やパネルがあって、それをゆっくり見た。





旧安田庭園





東京都慰霊堂




同じ敷地に「東京都復興記念館」もあって、震災や空襲の写真・絵画、燃えはがれた仏像たち、犠牲者の遺品、焼けただれた家具などが陳列されている。


ここから蔵前橋を渡って、浅草側の反対岸に出る。隅田川の川岸へおりて、川沿いに歩いた。





★蔵前橋





★川岸から見る蔵前橋




隅田川沿いを散歩する




涼しい風のある散歩びよりで、隅田川に沿ってぶらぶら歩くのは、気持ちよかった。再び出発地の浅草橋まで戻り、そこから電車の高架の下を秋葉原までぶらぶら歩く。途中手ごろな居酒屋でもあれば昼食を食べたい、とおもったがなかったので、秋葉原から電車に乗って、赤羽の立呑み「いこい」へ。


「いこい」でハイボール3杯、まぐろ、レバーの串焼き、まるぼし、しめ鯖で、昼食。すごくいい気持ちになって、まだ明るいうちに極貧荘へ帰る。