かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

堀切直人著『渥美清〜浅草・話芸・寅さん』


渥美清―浅草・話芸・寅さん
わかりやすく書かれた渥美清の伝記です。


浅草のストリップ劇場フランス座での活躍、結核で入院、テレビでの活躍と映画界進出、そして生涯の作品となる「男はつらいよ」との出会いなど・・・。


それほど文字数は多くないので、わかりやすく手ごろな案内書として楽しめました。


これを読むと、渥美清フランス座での軽演劇のころから、出色のコメディアンだったことがわかりました。



映画『男はつらいよ』の初公開は、1969年だということで、昨年はそれから40周年記念だった、そうです。


今年はビートルズ解散40周年ですが(記念とはいえませんけど)、寅さんはその前年に封切られていたんですね。


そこに特に因果関係はありませんが(笑)、個人的には何かしみじみとしたものを感じてしまいます。


寅さんと出会って40年。全作をリアルタイムで映画館に通ったわけではありませんが、48本の作品を繰り返し見るほどのファンではあります。


いまでも、時々むしょうに寅さんと会いたくなるときがあります。




●こちらは1969年の第1回作品『男はつらいよ』の予告編です。やっぱり懐かしい!