かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ボブ・ディラン、2009年に「ビリー」(ビリー・ザ・キッドのテーマ)を歌う


★30歳を過ぎていたディランが、10代の少年役で出演している。ビリー・ザ・キッドを演じたのは、クリス・クリストファーソン




ボブ・ディランの最新音源をYoutubeで探しながら聴いていたら、2009年に「ビリー(Billy)」をライヴ演奏していることにおどろいた。おそらく、ディラン・ファンのなかでも半ば忘れられているこの曲は、ディランの長いライブ経歴のなかでもとりあげられたことがなく、36年後になってはじめてライブ演奏されたのではないか、と思う(多分そうだ)。


この曲は、サム・ペキンパー監督『ビリー・ザ・キッド21歳の生涯』(1973年)のテーマ・ソングである。


当時発売された映画のサントラは、全部をディランが書いて、歌い、演奏している。しかし、いわゆるオリジナル・アルバムではないため、いまこのアルバムについて語られることは少ない。


有名な「天国の扉」は、このサントラに収録されていた。こちらの曲があまりにヒットしたので、映画の本来のテーマ曲である「ビリー」のほうは、その後話題に上ることが少なかった。しかし、この「ビリー」という曲、なかなかいいのだ。


ディランが2009年のライブではじめて演奏した、というのはうれしいおどろきである。これだから、ボブ・ディランの「ネバー・エンディング・ツアー」は、今後も何が飛び出すか予測がつかない。



http://www.youtube.com/watch?v=2ovkYpnoOeY
★サウンドトラックには、何バージョンもの「ビリー」が収録されている。



http://www.youtube.com/watch?v=JFaxBLh28sU
★2009年版「ビリー」。