むかしMTVの「アンプラグド」という、バンドやシンガーが楽器に電気を通さず(厳密ではなかったみたいだけど)、アコスティックを基調にして演奏する、っていう企画の番組があった(いまもあるのかな?)。
これに次々すばらしいアーティストが登場して、ふだんとはちがうアレンジでなじみの曲を聴かせてくれた。
ウィキペディアを検索してみると、錚々たる出演者の名前がある。
エアロスミス(1990年)
ポール・マッカートニー(1991年)
スティング(1991年)
R.E.M.(1991年、2001年)
マライア・キャリー(1992年)
エリック・クラプトン(1992年)
パール・ジャム(1992年)
ブルース・スプリングスティーン(1992年)
k.d.ラング(1993年)
ロッド・スチュワート(1993年)
ニール・ヤング(1993年)
ニルヴァーナ(1993年)
レニー・クラヴィッツ(1994年)
ボブ・ディラン(1994年)
ジミー・ペイジ、ロバート・プラント(1994年)
ビョーク(1994年)
ホール(1995年)
シェリル・クロウ(1995年)
キッス(1995年)
ジョージ・マイケル(1996年)
アリス・イン・チェインズ(1996年)
ノエル・ギャラガー(1996年)
CHAGE and ASKA(1996年)
ベイビーフェイス(1997年)
ブライアン・アダムス(1997年)
ビョーク(1998年)
シャキーラ(1999年)
ザ・コアーズ(1999年)
アラニス・モリセット(1999年)
ジェイ・Z(2001年)
ローリン・ヒル(2002年)
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(2005年)
アリシア・キーズ(2005年)
ボン・ジョヴィ(2007年)
Ne-Yo(2007年)
コーン(2007年)
フリエッタ・ベネガス(2008年)
ケイティ・ペリー(2009年)※
オール・タイム・ロウ(2010年)
スコーピオンズ(2013年)
a-ha(2017年)
など
ポール・マッカートニーやボブ・ディランやエリック・クラプトンやニール・ヤングは、DVDなどで見ることができる。
このなかでもっとも大きな話題を呼んだのが、エリック・クラプトン。
『アンプラグド〜アコースティック・クラプトン』は、1992年にCDが発売され、全米で第1位になった。
アルバムには、高層ビルから転落死した「天国の息子」に語りかける「Tears in Heaven 」や、アコスティックにアレンジを一新した「いとしのレイラ」が収録され、話題になった。
その後、エリック・クラプトンが好きです、というひととあったが、そのひとにとってのエリック・クラプトンは生ギターで歌うひとっていうイメージで、「いとしのレイラ」もアコスティック・ヴァージョンしか知らないっていうのでおどろいたことがある。このころから、そういう新しいエリック・クラプトンのファンができたみたいだ。
しかし、わたしがこの「アンプラグド」の登場に、実現はむずかしいとおもいながらいちばん期待したのはジョージ・ハリスン。ジョージのアコスティック・ギターの弾き語りライブを見たかった。
前置きが長かったけど(笑)、このポール・サイモンとジョージ・ハリスンの共演(1976年)を見ると、いっそうその思いを強くする。
www.youtube.com
ポール・サイモンのテレビ・ショー「Saturday Night Live 」(1976年)で、ジョージ・ハリスンとポール・サイモンが共演。アコスティック・ギターで「Here Comes The Sun 」と「Homeward Bound 」をデュエット。とくに「Homeward Bound 」では、ビートルズとはちがうジョージ・ハリスンの一面を見ることができる。