1970年にビートルズが解散してからも、4人のソロ・アルバムを買い、それぞれの新しい音楽や歩みに心を奪われ、応援もしていたが、気持ちのどこかに、もう一度この4人がいっしょに音楽をやるときがくるのでは、という期待は消えなかった。
1970年代の後半、ぼくと同じ世代のアメリカのファンが出した本が、翻訳された。
彼は、60年代、70年代のビートルズ体験の個人史を回想したあと、最後にこう書いていた。
「4人は、ソロになって、ビートルズのころには味わうことのなかった挫折や苦しみを経験した。そのことを踏まえて、もし4人が揃ったら、もう1度奇跡が起こるかもしれない。起こらないかもしれないが、起こるかもしれない」(大意)
この著者の気持ちが、ぼくには痛いほどよくわかった。
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1995年、「ビートルズ・アンソロジー」のプロジェクトで、はじめてリンゴ、ポール、ジョージがビートルズの<新曲>を発表したとき、3人がついに集結。
1つの映像に、3人がいっしょに映っていることが、にわかに信じられなかった。
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●24年ぶりに、集まった3人のビートルたち。
●そして、夢の本番では、4人のビートルズが<再結成>した*1。
*1:この映像を製作した方、ネットにアップしてくださった方に、感謝します。