かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

マイケル・エプスタイン 監督『ジョン・レノン、ニューヨーク』(公開中)



映画館で、ジョンのデモ音源の生声を聞き、大きなスクリーンに映るジョンの映像や写真を見ているだけで幸せでした(笑)。


ジョンのいた1970年代へのタイムトリップです。


もうずいぶん時間が経ってしまいましたけど、ビートルズが存在していた1960年代と同じように、ジョンとポールとジョージとリンゴが若々しく活動していた1970年代も、いまはすごく懐かしいです。


インタビュー証言を中心にしているので、あきっぽいわたしはあとでDVDで見ても、なかなか集中できそうもありません。で、まずは映画館で見ようといってみましたが、いっただけのことはありました。ジョン・レノンのあの魅惑的な声を聴きながら過ごす2時間は、素晴しかったですよ。



しかし、やっぱり、、、


ジョン・レノンは、途中で自分を見失い、道を踏みはずしても、オノ・ヨーコという偉大で聡明な母性の愛によって、自分自身を取り戻し、結果家庭の幸福を手にいれました・・・という、後半を占める<夫婦愛ものがたり>は、監修者・協力者が、そのひと自身である、ということを、わたしは意識しないではいられませんでした。



おどろくような未発表映像は、ありませんでした。さすがに、これまでで、もう出尽くした感があります。


それから、新しい音源があるかどうかですが、ぼくはおおざっぱなので、『ジョン・レノン・アンソロジー』や過去に出回っている「ロスト・レノン・テープス」などになかったものが使われているかどうかまでは、よくわかりませんでした。


ただ、びっくりするような初耳の音源はなかったような気がします。