この曲は、飲酒・薬物のリハビリ施設に入所した経験を歌ったといわれるが、結局のこと、彼女は逝ってしまった。
アルバムを聴いて、危険な香りを放つエイミー・ワインハウスの魅力に惹かれたが、彼女自身は、歌うことで、自身を客観化する(治療する)ことはできなかったのだろうか。
ロックは危険であるほど濃厚な魅力を発散する。それは過去の犠牲の例をあげるまでもなく、明らかだ。
けれど、エリック・クラプトンやキース・リチャーズやブライアン・ウィルソンのように、崖っぷちをのぞきながら、危険な時代を乗り越え、年齢相応に、すばらしい成果をあげているミュージシャンもいるじゃないか。