かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

高峰秀子・松山善三・斎藤明美著『高峰秀子 暮しの流儀』


高峰秀子 暮しの流儀 (とんぼの本)

高峰秀子 暮しの流儀 (とんぼの本)


家族3人の共著*1


高峰秀子のエッセイ、高峰夫妻の日常風景、高峰秀子が愛用していた日常品や骨董品の写真などが収録されている。


高峰秀子への愛情と尊敬がいっぱいに詰まった本で、その強い思いに共感できれば、厚意的に読める。


斎藤明美さんの高峰秀子への崇拝は絶対的過ぎて、反感をかんじるひともいるかもしれない。わたしも、違和感をおぼえたときも、少しある。


しかし、やっぱり気持ちいい。人間が人間をそこまで信頼し、尊敬できることに、感心してしまう。


そして、この斎藤明美さんがいなければ、映画界を引退したあとの高峰秀子の日常を、誰もこのように知ることができなかった、とおもう。

*1:斎藤明美さんは、高峰・松山夫妻の養女である。