6月29日(日曜日)、「TOHOシネマズ・シャンテ」へ、11時40分から上映の、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を見にいく。
1960年代はじめのころ、ニューヨークのグリニッジビレッジが舞台。となれば、まっさきにボブ・ディランが頭に浮かび、そのフォーク誕生の空気を映画で体験できるのでは、と興味津々でかけたが、見終えてみて、がっかりもしなかったが、感動もしなかった。
こういう成功を夢見ながら、やることなすことうまくいかない男の物語は、これまでたくさん見てきたような、そんな既視感を拭うことができない。おもしろくなくはないけど、新しい感銘もない。
最後に小さなライブハウスで歌う「若き無名のボブ・ディラン」の横顔が映って、ちょっとうれしかった。
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帰りは有楽町からJRで上野へいき、「たきおか」で瓶ビール、ホッピー、潰し梅サワーを飲んで、アパートへ帰る。