ことし4月19日に、六本木のEXシアターで、ジョニー・ウィンターのライブを見た。映像ではずいぶん見てきたが、生で見るのははじめての体験だった。
そのジョニー・ウィンターが、7月16日に亡くなったことをニュースで知ったけれど、意外な気はしなかった。
むかしの激しいライブを知るものには、あまりにさびしい4月のライブだったのだ。
スタッフに支えられてヨタヨタ登場する。椅子に座ってギターを弾きながら歌うものの、声は通らないし、ギターは、かつての輝きも冴えもない。
その少し前に、ほぼ同世代のポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、ボブ・ディランの凄いライブを立て続けに体験しただけに、それとの落差が激しかった。
ライブから帰って、家人に「ジョニー・ウィンター、ヨタヨタだったよ。歩くのもやっとみたい」といったら、「何か大きな病気でもしたんでしょ」と、あっさり片付けられた(笑)。
持っているアルバムを少しずつ探してきては、聴いている。
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