かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

『島々清しゃ』と『東京ウィンドオーケストラ』をハシゴする(1月28日)。



新藤風監督、伊東蒼、安藤サクラ主演の『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』と、坂下雄一郎監督、中西美帆主演の『東京ウィンドオーケストラ』がどちらも新宿の映画館で、時間もうまくズレているのがわかったので、妻といっしょにハシゴすることにする。


最初は、テアトル新宿で11時50分から新藤風監督の『島々清しゃ』。沖縄を舞台に、耳がよすぎて周囲の音が不快に聞こえてしまう少女が、音楽に触れて閉ざしていた音に心をひらいていく、という話。


沖縄の風景と音楽をたのしめた。安藤サクラは、沖縄へやってきたヴァイオリン奏者で、少女に音楽のたのしさを伝えていく。


『島々清しゃ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=_3l-VREXX9I




30分の間があって、新宿武蔵野館へ移動。14時20分から坂下雄一郎監督の『東京ウィンドオーケストラ』を見る。


舞台は屋久島。日本を代表する楽団「東京ウィンドオーケストラ』を招聘したはずが、小さな「ィ」と大きな「イ」のネット検索のまちがいで、アマチャ楽団「東京ウインドオーケストラ」を呼んでしまう。この役所に勤める女性(中西美帆)の手違いから起こるドタバタ劇だけれど、とてもおもしろかった。役者もなじみのあるひとはいないのに、そういうことがどうでもいいほど笑ってしまう。こういう知らない役者ばかりで笑わせてもらった映画があったな、と考えていたら、沖田修一監督の『滝を見にいく』を思い出した。


映画がおわってロビーに出たら、出演者たちが挨拶をしていた。通常の「舞台挨拶」よりも間近にいままでスクリーンで見たひとたちがいる、というのはふしぎな気分。主演の中西美帆もいて、スクリーンのなかよりももっときれいだった。


「みなさん、たのしい映画を見せていただいて、ありがとう!」


『東京ウィンドオーケストラ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=OvOeSrErUg4



映画館を出て、「魚民」があったので、夕飯がてらお酒を飲む。いっしょに見た妻も『東京ウィンドオーケストラ』を気にいっていた。