かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ケネス・ロナーガン監督『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を見る(5月25日)。



5月15日木曜日、イオン板橋の映画館へ、ケネス・ロナーガン監督の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を見にいく。


予告編は、なんどか見ていたが、この手の映画はなかなか実際に見るまで判断がつかない。迷う背中を一押ししてくれたのは、「一日の王」というブログ。


「一日の王」
http://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/aba36fa41271f860f898b41b7729bd97


迷ったときは、このブログを参考にして、見るかどうかを決める。



結論からいえば、やっぱりよかった。派手さのない静かなリズムの作品だが、アメリカ映画でガッカリすることの多い、人物関係の類型化がない。ひとりひとりが深彫りで描かれる。むしろ、ヨーロッパの映画を見ているようなもの静かでズッシリした感動がある。


主人公のケイシー・アフレックの抑制された演技は、彼の心の傷の深さを説明ぬきでわからせてくれる。出番は少ないが、彼の元妻を演じたミシェル・ウィリアムズもいい。ふたりの再会の場面は、この作品のハイライトで、心を強く動かされる。


マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=FNt4dTsT_Es



帰り、5階の回転寿司屋で昼飯を食べてアパートへ帰る。