かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

河瀬直美監督『光』を見る(5月27日)。



5月27日土曜日、公開初日。イオン板橋で、河瀬直美監督の『光』を見る。映画館のある5階で妻と合流して、いっしょに見た。


河瀬直美監督と永瀬正敏のコンビというと、『あん』を思い出す。樹木希林の演技がすごかったが、寡黙な「店長さん」を演じた永瀬正敏もよかった。なので、ほかの公開映画を差し置いても、この映画を早く見たかった。


期待どおり、というか期待以上に、よかった。1シーン1シーンの映像が美しくて、監督(カメラマン)の神経がゆきとどいている。


永瀬正敏が、水崎綾女(みずさき・あやめ)の顔が、スクリーンいっぱいになんどもなんどもアップで映る。演技というより、拡大された表情から登場人物の思考や感情をえぐりだそうとするような映像描写。永瀬正敏水崎綾女も、それに応えていた、とおもう。




とくに水崎綾女の硬い表情の美しさに魅せられ、この作品1本見ただけで、彼女のファンになってしまった。


『光』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=K3XtsikY2vg



大山駅の「花の舞」でお昼を食べ、それから豊島病院へ入院中の祖母を見舞う。