10月28日、土曜日。シネマサンシャイン池袋へ、白石和彌(しらいし・かずや)監督の『彼女がその名を知らない鳥たち』を見にいく。
小雨が降っていた。早く着いたので、近くの喫茶店「ルノアール」で、本を読みながら時間調整。中村文則作『去年の冬、きみと別れ』を読みはじめる(電子書籍)。中村文則氏の作品を読むのは、はじめて。事前のイメージなし。書き出しの段階では、これからどのように発展していくのかわからない。
- 作者: 中村文則
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/04/12
- メディア: 文庫
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午前10時から、『彼女がその名を知らない鳥たち』がはじまる。主演は、蒼井優と阿部サダヲ。蒼井優は、底知れないおもしろさをもった女優。一作ごとにいろいろな顔をみせる。
十和子(とわこ:蒼井優)は、同棲する男(阿部サダヲ)には、全然愛情をみせず、日々、男としての魅力のなさを罵りながら、それでも生活は自分では働かず、阿部サダヲの世話になっている。心のなかにあるのは、別れたイケメンの男。騙されて捨てられたのに、未練深くむかしの男のことを考えている。こんな人間としてはどうかとおもうような女に心底愛情をそそぐ男を。阿部サダヲが演じている。共演のイケメン男は、竹野内豊と松坂桃李。
毎日ブラブラしている十和子は、あちこち苦情の電話をいれるのが趣味(?)
北原十和子が、未練タラタラのむかしのイケメン男(竹野内豊)。
イケメン好きの十和子は、新しい恋人(松坂桃李)を作る。
蒼井優のラブ・シーンが生々しくてすごい。清純女優のイメージはとっくに破っているけれど、それでもドキドキする。設定はおもしろいし、そういう男と女のふしぎなつながりもあるとおもうけれど、最後の終わり方は、月並みにかわされてしまったようで不満。こういう終わり方しかないような気もするけれど。
全体には、蒼井優の妖しい魅力を見られたので、満足。
『彼女がその名を知らない鳥たち』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=3C61v9ag8Lk
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映画がおわって妻に電話すると、双子の姉の方(3歳半)が、38度の熱。妻が的場の娘の家へ、先にいくというので、歌舞伎町の磯丸水産でホーピー付きの昼飯をすませてから、的場へ向かう。
双子の姉(Yuka)は、熱はあっても元気で、娘のアイホンの音楽にあわせて、踊りを踊っていた。それをみて、妻と娘といっしょに笑う。