かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

山田洋次監督『家族はつらいよ2』を見る(5月28日)。


5月28日、日曜日。朝、双子の姉妹にあいに的場の娘の家にいく。


双子の妹の方が風邪で幼稚園を3日ほど休んでいたが、もう元気になっていて、その熱が双子の姉の方へうつっていた。それでも、ふたりとも元気で、タブレットYoutubeで、スーパーマンのハイライト・シーンをまとめた映像を見ていた。それを双子に教えたのはわたしで、それ以来、わたしの顔をみると、この映像を思い出すらしい。


映像がはじまると、ふたりとも、わたしにからだを預け、わたしの足に無造作に腰かけ、クリストファー・リーヴのスーパーマンが、転落しそうなヘリコプターを持ち上げたり、レールが壊れて、脱線しそうな電車を、自らをレールの一部にして助ける様子など、いままでなんども見ている映像を、きょうも熱心に見ている。




双子家族とわかれ、妻とふたり、ウニクス南古谷へ、山田洋次監督の『家族はつらいよ2』を見にいく。はじまりからしばらく、橋爪功や西村雅彦の派手すぎる動きがうるさくて笑えなかったけれど、それとは対照的な妻夫木聡蒼井優の控えめな演技が快くて、作品のなかにはいっていけた。あと、長男西村雅彦の妻役の夏川結衣も、好きな女優で、おっとりした奥さん役が気持ちいい。


旧友3人の酒場シーンは、小津安二郎監督『東京物語』での、笠智衆東野英治郎、十朱久雄(とあけ・ひさお)の同級生の酒飲みシーンを思い出させる。


後半は、笑えるところがなんどかあったが、やっぱり喜劇を前面に押し出したシーンよりも、妻夫木聡蒼井優の露骨でない静かな演技に惹かれた。


『家族はつらいよ2』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=k9wK7-2CwGY



川越駅で息子のNと合流(Nは、ひとりで、お気に入りのカレー屋へ昼飯にきていたので、駅で待ち合わせる)。


Nと妻と3人で、川越駅の「マイン」3階のうどん屋さんで、お昼。そこからふたりと別れ、東武東上線東武練馬のアパートへ帰る。