先日相澤冬樹著『安倍官邸 VS. NHK』という本を読んで、NHKでは、現場を取材するひとたちの声が、上部組織で握りつぶされる過程などがわかりました。
- 作者: 相澤冬樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/12/13
- メディア: 単行本
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ほとんどこの本では、人の名前をイニシャルにしているんですけど、現場からあがった原稿が政権に反するものであると取り下げてしまう、この人物だけは「小池局長」という名で扱われています。
先日見た韓国映画『共犯者たち』でも政権の力が強くなると、こうした政権よりの人物がなにかと忖度して行動するわけですけど、そのひとたちをこの映画では、権力の「共犯者たち」と呼んでいました。
国民の受信料で成り立っているNHKが、国民ではなく、政権の方を向いて忖度しているのだったら、正確な報道は国民に伝わってきません。受信料など払うのはバカバカしくなります。大本営復活、そうなるまえに軌道をもどしてほしいのですが。
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NHKに30年以上勤務して、「クローズアップ現代」などにかかわってきた元職員が、ネットメディアで、忖度することなくNHKの組織について語っている番組がありました。1時間の長い番組ですが、ご興味のあるかたは、ぜひごらんになってください。とてもわかりやすく解説されています。(いちばん右のサングラスをした横田一《よこた・はじめ》氏は、小池百合子都知事から「排除」発言を引き出したジャーナリストです)
【安倍首相の辺野古フェイク発言とNHK】デモクラシータイムス・マガジン9 共同企画番組
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