かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

「さいたま市立漫画会館」へいく(3月1日)。

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さいたま市立漫画会館のホームページの写真。


●ホームページ・アドレス
https://www.city.saitama.jp/004/005/002/003/001/



3月1日、日曜日。


10日ほど前、妻が、息子から、「3月1日に夫婦で出かけるので、何時間か赤ん坊(4ヶ月)の子守をしてほしい」と頼まれていた。


妻の運転で、さいたま市土呂駅に近い、息子のアパートへいく。


妻が子守をしているあいだ、わたしは前から行きたいとおもっていたさいたま市立漫画会館」へいくことにした。


息子から行き方を教えてもらい、ひとりで散歩がてら出かける。歩くと片道20分くらいの距離。


盆栽村という静かな住宅地のなかにあるので、散歩にはちょうどいいコース。しかも、この日は寒すぎず、暑すぎずで、気持ちがいい。


無事「漫画会館」へ着く。


「漫画会館」という名前だが、じつは北澤楽天の記念館。北澤楽天という漫画家の名前をわたしはつい最近まで知らなかった。

北澤 楽天は明治から昭和にかけて活躍した日本の漫画家、日本画家である。本名は保次。楽天は『時事漫画』や『東京パック』等の新聞や雑誌を中心として、多数の政治風刺漫画や風俗漫画の執筆で活躍した。更に漫画好楽会の結成などを通じて後進の漫画家の育成に努めたことから、楽天は「日本の近代漫画の祖」と見なされている。


「ウキペディア」の紹介にある。


昨年、渋谷のユーロスペースで、大木萌(おおき・もえ)監督イッセー尾形主演で、映画『漫画誕生』が公開されたけれど、そのことも知らなくて、見逃してしまった。この映画は、北澤楽天の生涯を描いた映画だったのだが....。


「漫画会館」はそれほど広いスペースではないけれど、落ち着いたつくりで、来館するひとも多くないので、ひととおり展示を見てから、すわってビデオを見たり、楽天の風刺画が掲載されたファイルを眺めてゆっくりすごした。


さすがに、ここまでは新型コロナウィルスもやってこないのでは、とおもったけれど、明日(3月2日)の月曜日からしばらく休館になるという。「ええ? ここまで右に倣うの?」という感じ。


帰りは、ちがう道を歩いてみた。ほとんどひとがいない。途中コンビニに寄り、缶酎ハイと缶ビールを買い込んで息子のアパートへもどる。


赤ん坊は、機嫌がよくて、歯のない口をひらいて、声を出さずに笑っていた。


午後2時頃、息子のほうだけ帰ってきた。息子とふたり、缶ビールと缶酎ハイで、質素な酒盛りをはじめる。