かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

クリス・サンダース監督『野性の呼び声』を見る(3月15日)。

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日付を遡ります(3月中、映画館で見た最後の作品)。




3月15日、日曜日。


妻の運転で「ウニクス南古谷」へ、クリス・サンダース監督『野性の呼び声』を見にいく。


映画館のロビーは、いつもよりひとが少ない。






映画『野性の呼び声』予告【最高の冒険編】2月28日(金)公開



ハリソン・フォードが主演を務め、アメリカの文豪ジャック・ロンドン1903年に発表し、過去にも映画化されたことのある名作冒険小説を新たに映画化。


地上最後の秘境アラスカで地図にない土地を目指し、ひとり旅する男ソーントンが、犬ぞりの先導犬としてアラスカにやってきた犬のバックと出会う。やがてソーントンとバックの間には友情が生まれ、かけがえのない相棒となっていく。




(「映画.com」から)
https://eiga.com/movie/90543/


たまには冒険映画でも見たいな、と予告篇を見ておもったのが、『野性の呼び声』。人間の活劇よりは、可愛い犬が活躍する映画のほうがいい。幸い川越から近い「ウニクス南古谷」で上映していた。


冷酷な人間たちのあいだで、ひどい目にあってきた大型犬バックが、ひとり旅の老人・ソーントンと出会い、友情を育んでいく。


犬と人間の友情の映画で、お互いに助け合い、美しいが厳しい自然のなかを旅していく。


犬の賢さ、やさしさ、愛らしさに、なんどか涙がこぼれそうになる。こうなると、もう人間とペットの関係を超えている。互いに助け合う対等の友人同士の物語。



小さなころは、犬と暮らしたこともあるので、その愛らしさは実感として知っている。いまは、マンション暮らしで犬は飼えない。


それと、むかしの田舎では、犬が生きる環境もゆるかったけれど、いまは飼うなら徹底的にめんどうをみる覚悟がなければ飼えない。本来的に怠け者の自分を知っているので、その自信もない。


それでも、道を歩いていて可愛い大型犬をみつけると、近づいてからだを撫でたくなる。




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2月15日、越生梅林を見にいったときにみつけたゴールデン・レトリバー。同行者に断って写真を撮らせてもらった。



このときは、まだ新型コロナウィルスの感染の状況がどうなっていくかはっきりしなかった。


安倍晋三総理は、オリンピック・パラリンピックは予定通り実施するといっていた。しかし、いっぱんにはムリではないか、という声もあがっている時期だった。


3月24日(火曜日)に、安倍晋三総理からオリンピック・パラリンピックの約1年延期が突然発表されると、その後、急速に東京都の感染者が増えはじめ、小池百合子東京都知事から、手のひらをかえしたように「都市封鎖」の可能性が発表された。