6月11日(土)。
妻と川越駅で待合わせ、「ウニクス南古谷」へ、渡辺謙作監督、長谷川博己(はせがわ・ひろき)主演『はい、泳げません』を見にいく。
少し早く着いたので、妻はショッピング・モールへ、わたしは映画館の近くのコーヒー・ショップでコーヒーと読書。
憲法改正に反対した人たちの闘いの記録。以前は、自民党のなかにも日本国憲法を擁護していたひとがいたんだ、とわかる。安倍晋三の登場で、保守政党が、極右政党になってしまった。
「目次」のみ記録しておきます。
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渡辺謙作監督『はい、泳げません』。
ノンフィクション作家・高橋秀実の著書「はい、泳げません」を映画化。「舟を編む」の脚本を担当した渡辺謙作が監督・脚本を手がけ、水泳教室を舞台に“泳げない男”と“泳ぐことしかできない女”の希望と再生を描く。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/96556/
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この特徴的なタイトルから、あれっ、これ本で読んだな、と思い出す。おとなになっても泳げない男が、一念発起してスイミング・スクールに通い泳ぎをマスターする、おもしろおかしいノンフィクションだった。
女性のセンセーから、いろいろふしぎなアドバイスをいただき、そんなことできるのかな、っと疑い戸惑いながら、とうとう泳ぎをマスターするリアルがおもしろかった。
こういう本をなぜ読んだかというと、わたしがいまだに泳げないから(笑)。
映画は、たくさんのドラマ的な要素をつけたして、フィクション化している。
長谷川博己が、泳げないだけでなく、顔を洗うのも怖がる、極度の「水」恐怖症だとか、水泳のセンセーの綾瀬はるかが、むかしクルマの事故にあって以来、いったん野外に出ると、道をまともに歩くこともできない、とか・・・もっといろいろ尾ひれがつく。
わざとらしくてやや興醒め。原作のままではたしかに映画にならないだろうけど、もう少し上手なフィクション化はできなかったのかな。
しかし、、、
映画館の外に出ると、妻が「おもしろかった」というから、ひとによって感性がちがうもんだな、って感心する。
ひさしぶり焼肉屋へ寄って、家へ帰る。