10月27日、(木)。
「TOHOシネマズ池袋」へ、根本宗子脚本・山岸聖太監督・前田敦子主演の『もっと超越した所へ』を見にいく。
劇作家の根本宗子が脚本・演出を手がけた2015年上演の同名舞台を、根本自ら脚本を担当して映画化。前田敦子が主演を務め、ダメ男を引き寄せる女たちの恋愛模様を描く。
2020年、デザイナーの真知子はバンドマン志望の怜人と、元子役でバラエティタレントの鈴はあざとかわいい男子の富と、金髪ギャルの美和はハイテンションなフリーターの泰造と、風俗嬢の七瀬はプライドの高い元子役の慎太郎と付き合っていた。それぞれ彼氏に不満を抱きながらも幸せな日々を過ごす彼女たちだったが、男たちは彼女に甘えて増長し、ついに別れの時がやって来る。
(「映画.com」から)
https://eiga.com/movie/96022/
「ダメ男を引き寄せる女たち」‥‥4つのカップルの成行きを描いた舞台劇の映画化。
「おもしろいかもしれない?」
さっそく見に出かけた。
舞台劇は、限られた空間で、会話を中心にドラマが展開する。その濃密な空間が醸し出す人と人とのぶつかりあいがおもしろい。
しかし、役者の表情は客席から見えないから、動作や発声は現実よりおおぶりになってしまう。でも、舞台劇の観客は、そういう約束を知ったうえで見ている。だからそれでいいのだろう。
でも、それをそのまま映画でやられるとワサワサうるさい感じがする。もっと抑制して、クスクス笑わせてくれてもいいのでは、とおもってしまう。映画はそんなにおおぶりな動作や声を出さなくても、ドラマが成立するのだから。
うるさく感じた原因には、小刻みに切り替わる画面の展開にもあるかもしれない。作品のリズムに、うまく乗れなかった。
★
笑いの感じ方は、人それぞれで、年齢でも好みがわかれる。
だからこの映画をおもしろく見た、という映画評を読んだり、聞いたりしても、意外な気はしない。
わたしの場合の、あくまで個人的な感想でした。