かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

根岸吉太郎監督『サイドカーに犬』(2007年)


サイドカーに犬 [DVD]

不動産会社に勤める薫は、ある朝ふいに1週間の有給休暇をとった。馴染みの釣堀で釣り糸をたらしながら、ふと、父が会社を辞め、母が家を出て行った数日後のことを思い出した。ヨーコさんという女性が家に来るようになった。たばこをスパスパ吸い、自転車を乗り回し、夕食には、「エサ」と言って麦チョコを食べさせる、破天荒な人だった。しかし、子供と対等に向き合って話をしてくれるヨーコさんを薫は好きになっていく…。


(「goo映画」の解説から)


この<たばこをスパスパ吸い、自転車を乗り回し、夕食には、「エサ」と言って麦チョコを食べさせる、破天荒な>ヨーコさんを演じるのが竹内結子


これまで竹内結子主演の映画というと『黄泉がえり』くらいしか見ていないのですが、今回の役はかなり方向転換した役柄なのでは。


父の失業と母の家出に困惑する少女・薫のもとにやってきたのが、ガサツだが、陽気なヨーコさん。彼女の出現に戸惑いながらも、薫はふしぎなオーラを放つヨーコさんに次第に惹かれていく……。


竹内結子がかっこよかったです。

tougyouさんから推薦された映画2本

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今村昌平監督復讐するは我にあり』(1979年)は、緒形拳が、冷酷な連続殺人の犯人を演じている。


金のため、性欲のため、かかわる男女を次々殺害し、逃走する。顔写真が日本中に出回り、自分を警察から匿ってくれる愛人とその母までも、無慈悲に殺していく。


この緒形拳は、かなり怖い。


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小泉徳宏監督タイヨウのうた』(2006年)は、「太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気」(DMM.comの解説より)を持つ少女の物語。


日が暮れてから駅前広場で、ギターの弾き語りをする薫(YUI)に、サーファーの孝治(塚本高史)は興味を抱いていく。


月の下でのデート。しかし、薫は朝の陽を浴びることができない。


メルヘン・タッチの爽やかな青春映画でした。

山田太一脚本『ありふれた奇跡』第5回


毎回テレビで見ることができず、jinkan_mizuhoさんに教えていただいた「パンドラTV」で追いかけるようにして見ています。仲間由紀恵加瀬亮はいいのですが、ドラマは少し停滞しているような気がしないでもありません。


これからどう動くのか?


二人の父親同士が女装するシーンが出てきますが、ぼくは途中を見逃しているのか、これの意味するところがよくわかりません。


ぼくの興味は、等身大の若い女性と青年を演じる仲間由紀恵加瀬亮に集中しています。