●2005年:アメリカ映画
●主演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ
実在のグリム兄弟をモチーフに『赤ずみん』『シンデレラ』『ヘンゼルとグレーテル』などのグリム童話の要素をちりばめて描く、鬼才テリー・ギリアム監督のユーモラスでイマジネーション溢れるパワフルな冒険ファンタジー!!
<「ギンレイ通信Vol.87」>
狼がしゃべり、魔女が登場……というと、先日見た「ナルニア国物語」を連想しますけど、ぼくの興味としては、やっぱり共通しています(笑)。しかし、メルフェンの世界を楽しむ満喫度といったら「ナルニア国物語」に軍配です。『赤ずきん』や『シンデレラ』の登場もそれほどの必然性はなくて、「あれ、これでもう終わりでしょうか」といった気分になりました。とはいえ、魔法の登場する映画が大好きなら、これもいけるかもしれません。
この映画で1つ注目なのは、映画「マレーナ」で、少年が憧れる美しい女を演じたモニカ・ベルッチが、魔女を演じていること。モニカ・ベルッチ(写真)は、氷のような美しさです。でも、「マレーナ」と魔女役では、やっぱりマレーナのほうがいいな(笑)。
<「ギンレイ・ホール」にて>