ringoさんの「リンゴ日記」2006年4月6日の記事にトラックバックさせていただきます。
【注】:四角の枠内は、すべて「リンゴ日記」からの引用です。
中学2年の2学期末、成績を渡されたあと、担任の先生から呼び出されました。
「近頃ビートルズばかり聴いてて勉強しないそうじゃないかっ。このままだと、大学にもいけないぞ!」って大目玉。
1965年〜1966年のころ、教師はビートルズを目の敵にしていましたね。ぼくは、髪が耳にかかっていると、「あんなやつらのマネをしやがって!」と殴られました。ビートルズを聴くと不良になる、と彼らは本気におもっているようでした。
私は、しくしく泣いていましたが、その日は、友達とクリスマスパーティをする予定だったので、その涙も乾かないうちに、友達のうちでビートルズごっこをして遊びました。その帰り道、あるおうちの2階から、エレキギターの音が聞こえました。
それで、「すみませ〜ん」と外から声をかけて、お兄さんが窓からのぞいたら「練習風景を見学させてくださ〜い」とお願いしました。まるで見ず知らずのおうちの人によく声をかけたものだと今思うと赤面です(笑)。
閉めきった部屋で練習していても、エレキの音やドラムの音は外までもれてしまいます。そのとき‥‥、、、かわいい女の子が、「練習みせてください」ってはいってきました(笑、ホントの話ですよ)。
みんなびっくりです。なんせ、はじめての観客つきライヴ(笑)。
急によそ行きの顔になって、比較的得意な曲だけをいくつか演奏しました。ゲラゲラ笑うものもいませんし、なんだか緊張しまくって‥‥静かすぎるロック・ライヴです。
女の子は、畳に正座ですわって静かに1時間くらいいました。
それから、、、
「ありがとうございました」といって、帰っていきました。
みんな女の子が帰っても緊張していました。
「また来るかな」
「きっとまた来るよ。あの子○○中学の子だ」
でも、彼女はもう練習を見に来ませんでした。
あの時の女の子って、ringoさんだったのかな(笑)。
【注】:「ビートルズ探検隊」の投稿記事を修正しました