かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

熊谷の「鈴なり」で旧友たちと酒宴!(6月9日)


午後4時、ひさしぶりにクルマで熊谷へいく。先に弟がきていて、住むひとのいない家に風をいれていた。庭の木々が無造作に繁っていて、それはそれでちょっとよかった。

まもなく、10代のころの知り合いKが、母の1周忌に、線香をあげにきてくれた。奥さんも一緒。

前のお店「鈴なり」があくまでの時間、Kとビールを飲む。

Kとビールを飲んでいると、まもなくYさんがやってきた。お土産に焼酎を持参してくれた。

「鈴なり」があいたので、Kさん夫妻、Yさん、弟と、「鈴なり」へ移る。座敷の方は先約があったので、きょうはカウンターにずらっと並んで飲む。



【写真】:居酒屋「鈴なり」



【写真】:「鈴なり」の裏に、母が住んでいた家がある


Kが「最近むかしのことをよく思い出すよ」という。

Kは、1967年ころ、家に遊びにくるようになった。

中学の2年後輩だったが、彼が遊びにくるようになったのは、こちらが高校3年、Kが高校へ入学してからだった。ギターを習いにきたが、こちらも下手なので、どう教えていいかわからない。とにかくビートルズボブ・ディランのレコードをかけて、コードを弾いてみせたら、すぐにビートルズのファンになった(笑)。

そのころ、ぼくは親と離れてひとりで暮らしていた。学校はあまり行ってなかった。そこへ、Kが高校へ出かけるふりをして、自転車でやってくる。学校が終る時間になると一度家に帰って、また出直してきた。

毎日のようにやってくる。「高校は大丈夫?」ときくと、「大丈夫だ」という。

あるとき、Kと家の近所を歩いていたら、小さなトラックに乗ったKの兄貴に見つかった。

あとで「おまえは、一体どこの高校へ通っているんだ」と、怒られたそうだが、それからも、Kはやってきた。

『サージェント・ペパーズ』が発売されたころ、40年前の話……。


あとから弟の妻、長男、家人が参加。ほとんどカウンターが貸切状態になる。

弟の同級生、Mの息子さんがアメリカで手術をしたが成功した、と弟がいう。野球が好きな中学生で、手術に成功してから松井選手にあって祝福された、そんなことがニュースに出ていたらしい。弟も駅に立って、寄付金を集めたりしたので、ホッとしていた。

いいかげん酔ったところに、牛久にいる息子のNが友人に送られてやってくる。

Kと弟が歌う、サザン・オールスターズのカラオケを聴いているうちに酔いが回ってきた。