ringoさんの「SWEET TORONTO」へのコメントを書いていたら長くなってしまいましたので、ブログ本文でトラックバックさせていただきます。
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ringoさんがおっしゃるように、ジョン・レノンはむかし自分が憧れて、コピーしていた伝説のロック・ミュージシャンが登場するなかで、そのトリを飾るほどの存在になってしまったわけですけど、心の中では、亡くなるまで、彼らへの尊敬を失うことはなかったでしょうから、同じステージに立つのはうれしかったでしょうね。
「スウィート・トロント」のバンドは急の寄せ集めで、顔をあわせたのは、移動の飛行機のなか。リハーサルの時間がなかったため、その飛行機のなかで、音合わせをやったのが唯一のリハーサルだといいます。それで、メンバー全員が知っているスタンダード・ナンバーを中心にメニューを組んだわけですが……
その結果は、とんがった刺激的ですばらしいライヴになっているとおもいます。
「ブルー・スウェード・シューズ」
「マネー」
「ディージー・ミス・リージィ」
このあたりワクワクする演奏ですね。
まさに、<ジョンのルーツここにあり!>です。
……ぼくは、この路線を、ジョンがのちにつくるアルバム『ロックンロール』(1975年)にも期待したのですが、こちらは、作りこまれたアレンジで、がっかりしました。
「スウィート・トロント」には、ぼくが大好きな、ロックンローラーのジョン・レノンがいます。ringoさんのおかげで、それを再確認しました。
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■このときの<プラスティック・オノ・バンド>のメンバー
- ジョン・レノン:ヴォーカル、ギター
- エリック・クラプトン:ギター
- クラウス・フォーアマン:ベース
- アラン・ホワイト:ドラムス
- ヨーコ・オノ:ヴォーカルというより喚き!(笑)
●カール・パーキンスやエルヴィス・プレスリーで知られる「ブルー・スエード・シューズ」
●ビートルズでも演奏していた「マネー」と「ディージー・ミス・リージィ」。「マネー」は、ポールとジョージのバック・コーラスがないため、少しものたりないが、荒々しいギターがその空白感を埋めている。