お正月から、ringoさんにまとめてお借りした五所平之助監督作品をずっと見ています。
見たのは、
- 女と味噌汁(1968)
- 面影(1948)
- 今ひとたびの(1947)
- わかれ雲(1951)
- 大阪の宿(1954)
このなかで、『今ひとたびの』、『面影』、『わかれ雲』は、背景の美しさをのぞくと、もうひとつの出来。主人公の類型的・観念的なセリフに歯が浮きます。
よかったのは、『女と味噌汁』と『大阪の宿』。
水商売の女性が登場してくると、五所監督の作品は、メロドラマを脱して、登場人物が生き生きとしてきます。厳しい生活に立ち向かう女性たちを、男性の登場人物が優しく見つめる視線を、気持ちよくおもいました。