見ました(笑)。少しの落胆と、それ以上数倍の感動とをもって・・・。
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1964年、ビートルズと出会った当初から、彼らの激しくシャウトするカバー・ロックが大好きでした。
ジョンのヴォーカルでは、
「ツイスト&シャウト」
「マネー」
「プリーズ・ミスター・ポストマン」など。
ジョージでは、
「ロール・オーバー・ベートーベン」
リンゴでは、
「ボーイズ」。
そして、ポールでは、
「ロング・トール・サリー」。
ハードなロックの魅力を教えてくれたのは、やっぱりビートルズでした。
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ビートルズ解散後、ウインスグを立ち上げたポールは、ビートルズ・ナンバーをごく一部をのぞいて、頑なに封じ込んでいましたが(ウイングスをビートルズの二番煎じのように思われるのは心外だから当然だったでしょうけど)、このリトル・リチャードのカバーは別だったようです。
1973年、すごい期待をもってみたテレビ番組「ジェームス・ポール・マッカートニー・ショー」は、ミュージカルの嫌いなぼくには、ポールのタップダンスなどはむしろ見たくない、落胆に近いものがありました。
ところがこの番組、最後にできたてホヤホヤのウイングスを率いたポールが、「ロング・トール・サリー」をシャウトするシーンになって、ぼくの目が飛び出しました(笑)。
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●初代ウイングスをバックにポールは、「ロング・トール・サリー」を演奏した。これを見ただけでも、この番組の価値はありました。