妻から「おもしろいよ」といわれて読む。たしかに、おもしろい。最初の数ページくらい読むうちに、どんどん引きこまれた。
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女教師森口悠子は、担任のクラスへ<教師を辞職することにしました>とお別れの挨拶をする。
彼女の小さな娘が、学校のプールで溺死、事故死として処理された。
しかし、森口悠子は、生徒たちに、、、
<娘は、このクラスの二人の生徒に殺された>
と告白する。これが小説の発端だ。
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1つの事件が、6人の違った視点から描かれる。
犯人探しではなく、それにかかわった教師や生徒たちの心の曲折を抉り出す<心理ミステリー>で、一気に読んでしまった。
【追記】
『告白』は、『下妻物語』の中島哲也監督で映画化され、6月5日からロード・ショー公開のようです。傑作喜劇映画『下妻物語』を撮った才能が、どんな手法でこのミステリーを撮るのか、楽しみです。
http://kokuhaku-shimasu.jp/trailer/index.html
●予告編を見ても、ありきたりなミステリーにはなってないようですね。