tougyouさんのブログで、新しいニュースを知ることがおおいけど、ゲイリー・ムーアの死も、まっさきにそれで知った。
80年代ころ、熱心に聴いたギタリストのひとりであり、来日ライブも見にいった。
最初に聴いたのはソロになってからのアルバム『ラン・フォー・カバー』(1985年)だから、けっして古くからのファンではない。このころ、ハード・ロックに惹かれていて、その流れでゲイリー・ムーアも聴くようになった。もっと古い作品、シン・リジィ時代の作品もさかのぼって聴いた。

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その後ゲイリー・ムーアがブルース・アルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルース』を発表したが、これが一番熱心に聴いたアルバムだったかもしれない。このアルバムには、ジョージ・ハリスンの未発表作品『ザット・カインド・オブ・ウーマン』も収録されている。ジョージの曲調は、ブルースではないので、ちょっとアルバム全体に調和していないような気もした。

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ゲイリームーアの音楽は叙情性が強く、そこが人気の理由でもあったが、ブルースを演奏してもそれほど黒っぽさがなく、長く聴いていると過剰な情感が甘ったるく感じられて、その後離れた。
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もう一度ゲイリー・ムーアのギターを聴いたのは、ジョージ・ハリスンやボブ・ディランなどで結成したトラベリング・ウィルベリーズの『ヴォリューム3』だった。
ゲイリー・ムーアはゲスト参加し、「シーズ・マイ・ベイビー」で、彼らしい激しいギターを披露している。
ジョージ・ハリスンとのかかわりでいえば、単発的におこなわれた1992年ジョージのイギリスでのコンサートで、アンコールの『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』では、リード・ギターを弾いている。
その後、ゲイリー・ムーアの『ブルース・アライブ』を入手して聴いたが、むかしほど熱心にはなれなかった。
しかし、むかしライブで見た、彼の純粋にギターに打ちこむ姿は、いまも強く印象に残っている。58歳では若すぎるよなあ・・・。
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●ゲイリー・ムーアのブルースを象徴するような、濃厚な情感が露出する「スティル・ゴット・ザ・ブルース」。
●アルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルース』で、アルバート・キングと共演。この師弟共演のプロモーション・フィルムのかっこよさにしびれた。アルバート・キングの圧倒的な存在感が凄い!