かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン〜今年もまたベテラン勢の活躍が続く!


2012年は、オールド・ロック・ファンにとって豊かな1年だった。


興味の範囲だけでも、リンゴ・スターポール・マッカートニービーチボーイズボブ・ディランニール・ヤングニール・ヤングは、『アメリカーナ』、『サイケデリック・ピル』と、1年に2枚のアルバムを出すという勢い。しかも『サイケデリック・ピル』は、2枚組)の新作が続いた。ビーチボーイズは来日し、リンゴも2013年になって来日した。


秋には2007年に1日だけおこなわれたレッド・ツェッペリンの復活ライブ『祭典の日』が映画館で限定上映され、その後DVD&CD化された。


渋谷の映画館でこのライブ映画を見て、茫然としてしまった。解散から27年も過ぎて、こんな凄いライブをやってしまうレッド・ツェッペリンは・・・いったいどうなってるんだろう。


しかも、復活のライブが1回だけというのが、なんとももったいない!




2013年3月、デヴィッド・ボウイエリック・クラプトンのアルバムが相次いで発売されている。長年聴いてきたミュージシャンの新作を聴けるのは、それだけでうれしいのだが、、、


デヴィッド・ボウイの新作『ザ・ネクスト・ディ』は、前作から10年ぶりだという。ジョージ・ハリスンの「トライ・サム・バイ・サム」のカバーが収録されていた『リアリティ』からもうそんなに年月が経ったのか。ボウイの鋭い感覚は、新作でも健在、というか、むしろいっそう研ぎ澄まされているような気がする。


[注]shiropさんが、このアルバムの詳しい解説をしています


ザ・ネクスト・デイ デラックス・エディション(完全生産限定盤)

ザ・ネクスト・デイ デラックス・エディション(完全生産限定盤)



反対にエリック・クラプトンの新作『オールド・ソック』の方は、ゆったりとした円熟したサウンドで、すでにやりたいことをやり尽くした天才ミュージシャンが、流行など気にしないで、好きな音楽を好きなように楽しんでいるようにみえる。


2011年2月に亡くなってしまったゲイリー・ムーアの「スティル・ゴット・ザ・ブルース」をカバーしている。ゲイリー・ムーアの入魂の熱いブルースを、エリック・クラプトンは、洗練されたアレンジで、クールな味わいに仕立て直している。


それから、個人的に「オール・オブ・ミー」でポール・マッカートニーが参加しているのも、ただそれだけでうれしい(笑)。


オールド・ソック

オールド・ソック


当分は、この2枚のアルバムをクルマに携行しよう!