かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

三浦しをん作『まほろ駅前多田便利軒』

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)




多田啓介と行天春彦(ぎょうてん・はるひこ)。高校時代のふたりの同級生が再会する。


多田は、高校時代、行天を嫌いだった。その行天が再び目の前に、文なし、宿なしで、あらわれた。


知らんふりもできたのに、つい一夜だけの宿を提供したために、多田と行天との風変わりな共同生活がはじまる。


困ったことに、行天は、いまなお、まともではなかった。



主役のふたりのキャラクターが楽しい。


ふたりの関係は奇妙にねじれているが、最後どんな形に落着するのだろうか・・・と、興味津々、最後までひっぱられてしまった。


まもなく映画も公開されるので、とりあえず見にいこう。