かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画2本、『リバーズ・エッジ』と『ビガイルド 欲望のめざめ』。

行定勲監督、二階堂ふみ主演『リバーズ・エッジ』を見る(2月16日)。



2月16日、金曜日。イオン板橋で、9時20分から、行定勲監督、二階堂ふみ主演の『リバーズ・エッジ』を見る。


原作は、岡崎京子のコミックで、読んだことはなく、映画を見てから、Amazonで取り寄せて、読んだ。原作の切れ味の鋭さを、映画は継承しているし、二階堂ふみは、入魂の演技。ただ、映画そのものは、なかなかむずかしく、どこまで見るものの理解に届くか、わからない。映画が評価を得るまでに、多少の時間がかかるかもしれない。



二階堂ふみの知的で不可思議な存在感。


汚れた川のある工業地帯の団地と学校。河原には、猫の死骸や人間の死体も。90年代の荒れた高校生活が鋭い感覚で描かれる。


『リバージ・エッジ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=rgdAdHqJ5rY




ソフィア・コッポラ監督『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』を見る(2月23日)。



2月23日、金曜日。イオン板橋へ、ソフィア・コッポラ監督の『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』を見にいく。


ソフィア・コッポラ監督の美しい映像感覚もたのしみだったが、ひさしぶりにニコール・キッドマンを見られるのも、うれしかった。

南北戦争期のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく。やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下す。



(「映画.com」から)
http://eiga.com/movie/87196/


女性だけの寄宿舎に、男性がひとり。女性たちはみな、その男性に心をときめかせ、欲望がそそりたってくる。後半は、先の読めないサスペンス映画に。柔和な紳士から、欲望と憤怒で豹変する北軍兵士が怖い。



左から、キルステン・ダンストエル・ファニングニコール・キッドマン



ニコール・キッドマンの毅然とした美しさ。性的な妖艶さを発散させるエル・ファミングの若い肢体、ふたりのタイプのちがう美の競演も、たのしい。


『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=yf1qhhO97AU