かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

角田光代著『八日目の蝉』

八日目の蝉



映画もよかったが、原作もよかった。


強い力でグングン読まされてしまう。現実味の乏しい設定なのに、リアリティをもって迫ってくるのは、文章の力だろう。銀色に光る小豆島の海の描写は、映像よりも文章表現のほうがまばゆいくらいだ。