かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

極上のバラードを2曲〜ウイングス『ワイルド・ライフ』(1971年)より

ポール・マッカートニーのソロ3枚目のアルバム『ワイルド・ライフ』は、ウイングスのデビュー・アルバムでもある。


ところが、当時『マッカートニー』や『ラム』は、熱心に聴いたのに、『ワイルド・ライフ』は買ったときに何度か聴いたものの、ろくに聴かないまま棚にいれてしまった。


ビートルズの『レット・イット・ビー』に違和感をかんじたのと同じように、『ワイルド・ライフ』はポールらしくないアルバムだな、という気がした。


いまおもうと、なぜだろう?


実際このアルバムは話題にのぼることもすくなく、好意的な批評も目にしなかった。


ウイングス時代も、その後のポール・マッカートニーのライブでも、『ワイルド・ライフ』の曲は、ほとんど演奏されていない。ポール自身も、失敗作だという認識があるのだろうか。


このアルバムのなかには、美しいバラードが何曲か、埋もれた原石のように光っているのだけれど・・・。




トゥモロー(明日)」〜タイトルだけみると「イエスタディ」の続編みたいだけど、実際はどうなのだろう? ライヴ演奏されていないので、映像もない。






●1分27秒くらいから・・・「Some people can sleep at nightime,believing that love is a lie...」とファルセットで歌うフレーズがいいのう。