アルバム『アビー・ロード』のレコード・ジャケットは、横断歩道を歩くビートルズ。このロンドンにある「アビー・ロード・スタジオ」前の横断歩道は、2010年にイギリスの文化遺産に指定されたとか。
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1969年、ビートルズが最後に製作したアルバム『アビー・ロード』が発売されてから50年。記念のアルバムはすでに9月27日に発売されました。オリジナル曲のリミックスと当時録音された未完成の音源やデモ録音が収録されています。
アルバム『アビー・ロード』の曲以外では、、、
ポールがプロデュースした「悲しき天使」(Those were the days)で知られるメリー・ホプキンの第二弾シングル「グッドバイ」が、作曲者・ポール・マッカートニー本人のデモ録音で聴けます。
もうひとつは、やはりポール・マッカートニーの作曲で、当時はバッド・フィンガーにプレゼントされた「カム・アンド・ゲット・イット」のビートルズ・ヴァージョン(当時は、レコード未収録)も収録されています。
ただ、この2曲の音源はわりと以前から出回っているので、すでに聴いたひとも多いのでは。
ビートルズがどのように曲を完成させていくのか、に興味のある方や、あるいはビートルズのレコードをコレクションをされている方、そういうマニアックなひと向けのアルバムかもしれません。オリジナル盤の『アビー・ロード』をお持ちのひとは、あらためて買う必要は・・・・ない?(笑)。
わたしは、定額で契約している「アップル・ミュージック」にあるので、それを聴いています。
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この記念アルバム『アビー・ロード』のプロモーション映像として「ヒア・カムズ・ザ・サン」が公開されました。
ジョージ・ハリスンが、天気のいい日に、エリック・クラプトンの家の庭で、彼のギターを借りて作曲した曲、といわれています。
The Beatles - Here Comes The Sun (2019 Mix)
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Goodbye [日本語訳付き] メリー・ホプキン
メリー・ホプキンの「グッドバイ」。そばに作曲者・ポールもいます。完璧主義者ポールは、事前にアレンジを完成させていて、ホプキンにそのとおり歌い演奏するようにと指示。その後、もっと自由に自分の歌を歌いたいホプキンとポールのあいだに溝ができてきます。
Come and Get It If You Want It Badfinger Stereo HiQ Hybrid JARichardsFilm 720p
バッド・フィンガーのオリジナル・ヴァージョン。ビートルズ・ヴァージョン(当時は、非公開)にそっくりです(笑)。それもそのはず、プロデュースしたポールは、ビートルズ・ヴァージョンを聴かせ、このとおり演奏するように指示したとか。「自由に演奏できずやりにくかった」と、バッド・フィンガーのメンバーがあとでいっています。バッド・フィンガーは、のちのレコーディングでは、プロデュースをミュージシャンの主体性を尊重するジョージ・ハリスンに交代します。
HD - Come and Get It - FIRST TIME EVER! - Paul McCartney - Bologna 2011
もうひとつ!! 2011年にポール・マッカートニー自身がライブ演奏した映像。