昨夜からネットで、安倍政権の卑劣な進め方に腹を立てながら、国会内の論議と、国会外の反対デモのインターネット中継を見ていた。元シールズの若者たちのラップ調の抗議に共感し、彼らのような若者がいることにちょっと安堵する。
朝になって予想通り「共謀罪」が成立した。
与党と野党の議員数が圧倒的にちがうのだから、結果はわかっていた。それでも、野党は「共謀罪」を阻止しようとがんばっていた。
「野党がだらしない」という声をよく聞くけれど、これだけの数の差があったら、はじめから勝負にならない。安倍政権にこれだけの暴挙を許しているのは、3分の2以上の議席を与党に与えてしまった国民に責があるのではないか、とおもう。
安倍晋三と自民党は、「戦争法」を無理押ししても、その後の参院選で圧勝し、これで強い自信をもったのではないか。日本国民は、喉もと過ぎれば、なんでも忘れてしまう。民意など恐れるにたらない。
いまの安倍政権は、国民を心の底で笑っている。たかをくくっている。それが見えるから、よけい腹立たしい。